中小企業は幅広い融資をすることがありますが、いったいどんなメリットがあるのでしょうか?
もちろん、借りる側からすれば、簡単にお金が借りることができるのはいいことです。
様々な理由で、融資を断られた側からすれば、神様みたいに感じますよね。
貸す側も、融資残高が増えますから、自社の規模が大きくなり、業界順位も上がります。
では、メリットばかりで、デメリットはないのでしょうか?
通常では融資してもらえない条件を備えている人にとって、融資してくれそうな会社は魅力的です。
「通常では融資されない」とは、借り入れ件数が多いことや、勤続年数が短くて社会的信用がない、といったことがあげられます。
または、件数が少なくても、融資額が大きい人なども含まれますね。
それでも融資をしてくれる会社ですから、多少のリスクは負う覚悟を決めているわけです。
つまり、返済が滞るかもしれないということです。
そのための予防策を施していることを、きちんと理解してから、融資を申し込みましょう。
具体的には、他よりも金利が高めであるとか、保証人をつける場合もあるとかですね。
借りやすいという事は、何かしら理由があるのだと、考えてから行動しましょう。
借りやすい「ヤミ金」などには、絶対に手を出してはだめですよ。
先ほども書きましたが、借りやすいということは、企業側もリスクを承知の上で貸しているわけです。
つまり、返済が不能になったときの催促なりは、他の会社よりもきついと思ってください。
金利も、やや高めであるとも書きましたが、その理由は、貸し倒れになる前に、金利で稼いでおくという意味もあります。
最初の方の返済は、ほとんど元金なんて減りませんから、金利を返しているだけです。
3年も貸していれば、元金は完全に回収できてしまいますからね。
それと、融資額も、他に借りている会社よりも少なくなると思いますよ。
やはり、借り手の融資総額を考えますから、そこは仕方のないところでしょう。
まともな会社であれば、いくら業績のためとはいえ、無謀な貸付は行いませんから。